公益社団法人日本漫画家協会

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南 洋「似顔絵ボランティアやってます」

2018年12月03日掲載

 近年、私の漫画活動の中心となっているのが、年3〜4回の展覧会(個展及びグループ展)とボランティア似顔絵描きです。
この内ボランティア似顔絵描きは、要請に応じて仲間と共に出かけて行き、楽しく談笑しながら描いてさしあげます。
始めたのは平成22年7月ですから、もう満8年を超え、訪れた場所も延べ80ヶ所に達しました。描かせてもらった人数も仲間の分を合わせて数千人に達すると思われます。
対象も保育園から老人施設まで様々ですが、やはり多いのはデイケア施設や老人ホームなどです。自身であまり動き回れない高齢者にとって、殆ど経験のない似顔絵を描いてもらう事は、目新しい体験として喜ばれており、私達も日本一の似顔絵グループと言い放って楽しいひとときを過しています。
描きあげた絵は自室に飾られ、また家族や親族にも見せられるようで、なおさら一生懸命描かざるをえません。
 ボランティアといっても、世の為、人の為といった大上段に降りかぶるのではなく、公益を名乗る団体のメンバーとして、協会の要請への対応は勿論の事、草の根の善意を届ける事を目指しています。

 先日、京都府綾部市で開催した漫画展の際にもアトラクションの一環として似顔絵コーナーを設けたところ、来訪されたお客様の一部から謝礼を頂いてしまいました。そこで、これを持って市役所へ参り、豪雨で多大な被害を受けられた事に鑑み、市民から寄せられた浄賎を災害復旧、復興に役立てていただくようお渡ししたところ、後日、市長から丁重なる礼状が届きました。

 最近では、訪れた施設のお年寄りと、私達との年齢差も縮まり、時には逆転の例さえ見られますが、これからも体が動く限り、続けて行きたく考えております。

 

(記事・写真提供:南 洋氏)