漫協ニュース

森下文化センター ”少女マンガに注入したスポ根精神” 志賀公江先生の巻

2020年02月07日掲載

 令和2年1月26日(日)江東区森下文化センターにて、企画展「スポーツマンガの魅力が大集合!!」の関連イベントであるマンガ講座「第二回・少女マンガに注入したスポ根精神」が開催されました。

 志賀公江氏を講師に迎えた今回のテーマは「スポ根」でしたが、志賀先生はまず「墨汁二滴と石ノ森章太郎」の話題へ。当時の女流作家さんたちとの交流、石ノ森先生のサポート、肉筆回覧誌の散逸防止と保存のお話など興味深い話題はつきませんでした。

 今「スポ根マンガ」とネット検索すると「スポーツマンガ」と出てきます。「スポ根」は死語なのでしょうか?少年マンガでは「福井英一 イガグリくん」や梶原一騎をルーツに作品が描かれてきたと思うのですが、少女マンガでは恋愛要素が加わりストーリーにより深みが増していたのではないでしょうか。女性の描く少女マンガの発展の要因があるのはいろいろな方に語られていますが、それはスポ根マンガにおいても言えることだったのですね。志賀先生のお話は爽快で楽しく、まさしくマンガにも根性を注入なさって作品を描いていたんだなぁとつくづく思ったのでありました。
 「スマッシュをきめろ!」をはじめ志賀公江先生の作品は電子書籍で読めますのでぜひお楽しみください。私も改めて読ませていただきましたが、綺麗な線で描かれた絵が素晴らしかったです。

 終了後はファンの方が持参した本に気さくにサインをなさっていた志賀公江先生。サイン本は宝物になったことでしょう。
 志賀公江先生お疲れ様でした。寄贈色紙の完全版は「森下文化センターのらくろ館」で展示されています。ぜひご覧ください。


(写真・文:嶌津よたろう 取材協力:江東区森下文化センター・メモリーバンク)
 

 

 

© Japan Cartoonists Association